残念ながら、現在のわが国はアメリカの事実上の“属国”。
それを端的に示すのが「指揮権密約」だろう。
指揮権密約とは、
自衛隊は米軍の指揮下で戦うという秘密の約束。
これを裏付けるアメリカの公文書を発見されたのは、
占領終結直後の昭和27年(西暦1952年)
二度目はジョン・ハル大将)と、
クラーク大将がアメリカの統合参謀本部へ送った報告書
(
の発効によって既に日本が独立を回復し
に、
クラーク大将はその場で、
「(アメリカは)
指揮権の関係について、
了解が不可欠であると考えている」
旨、「かなり詳しく説明した」。
端的に言えば、
(当時は警察予備隊)
戦う事を約束せよ、という要求だ。
これに対し、
「吉田氏はすぐに、
は不可欠であり、
べきであるという
但し、事柄の重大性に鑑み、
「
約束はするが、
という注文だ。
クラーク大将とその場にいたマーフィー駐日大使は、
その後、
「保安隊」に格上げされ(
更に二度目の密約によって「自衛隊」
(昭和29年7月1日)、という経緯を辿る。
国家最大の「実力」組織が、有事には
(つまり、
まさに属国以外の何ものでもあるまい。
小野寺五典防衛大臣が以前、
「
しかし、
ひょっとして、米軍の“直接”の指揮下ではなく、
等といった体裁で、国民を誤魔化すつもりか。
日本以上に属国ぶりが徹底している韓国軍の場合、
戦時作戦統制権を握っている(
一度は、
合意ができたも
もっとも韓国の場合、朝鮮戦争が「
その点では、わが国の方がよほど情けないとも言えよう。